ナウンステージ（2009年生、母ドーパミン）

ナウンステージ（2009年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「家族のイニシャルからの造語＋舞台」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時12歳）と交配したドーパミンが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は芳住鉄兵。戦績は、中央平地4戦0勝、地方27戦12勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の子馬座特別(一般A4 B1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、芳住革二から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、門別牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、佐藤守宏によって420万円で落札された。

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

1月15日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

2月25日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月29日、中8週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

8月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサードニックスフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

10月7日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳B1（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキョウワメルシーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のサラブレッド大賞典（金沢ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

10月30日、連闘で迎えた8戦目は、3歳B8（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモファンタジアに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月20日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3二（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメイショウホホエミに2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2013年）

1月17日、中7週で迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェイフォースに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月1日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のブルーアンブロシアに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月8日、連闘で迎えた12戦目は、水仙特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒラボクジャパンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた13戦目は、シャクヤク賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ニロティカスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月19日、中3週で迎えた14戦目は、いろ・色・まが玉特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のビッグフットに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月28日、連闘で迎えた15戦目は、曳山祭特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したコスモテロメアを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4月9日、中1週で迎えた16戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般B3-2（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヤマカツティラノに5馬身の差をつけて7勝目をマークした。

4月16日、連闘で迎えた17戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のトウショウウェイヴを3/4馬身振り切って8勝目を奪取した。

4月30日、中1週で迎えた18戦目は、全国子供歌舞伎特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で米倉知騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のボーンストーンに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月14日、中1週で迎えた19戦目は、ゆーりんピック2013（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で米倉知騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパープルベストに4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月26日、中1週で迎えた20戦目は、オートモビルミーティング特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で米倉知騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアドマイヤアクアに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月9日、中1週で迎えた21戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、医王山特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ベニバナクィーンに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた22戦目は、氷室の朔日特別（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は米倉知騎手（5戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

8月20日、中7週で迎えた23戦目は、トライアスロン・珠洲特別（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で米倉知騎手（6戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた24戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、子馬座特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホウライオーカンを半馬身振り切って勝利数を12に伸ばす

10月4日、中1週で迎えた25戦目は、はなのき特別（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸びを見せたが、伸びてきたミサキティンバー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

10月16日、中1週で迎えた26戦目は、名古屋チャレンジカップキューピット賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた27戦目は、名古屋チャレンジカップサテュロス賞（名古屋ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた28戦目は、ポインセチア特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた29戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、ビオラ特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

12月4日、連闘で迎えた30戦目は、葛湯賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた31戦目は、顔見世賞（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着を確保した。