エストレヤ（1992年生、母リリーオブザダンス）

エストレヤ（1992年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフェアジャッジメント（当時8歳）と交配したリリーオブザダンスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）真歌田中牧場。戦績は、中央平地42戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は1997年の5歳以上900万下。

経歴

デビュー前

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1995年）

3月5日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

4月16日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、極端なハイペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた4戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高山太郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたタイキセニョリータ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた6戦目は、嶋田高宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

7月9日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高山太郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のシェラタンを半馬身振り切って初白星を挙げた。

7月29日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（7戦1勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

10月1日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の粟島特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（8戦1勝）。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

11月4日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で大外17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着に入り込んだ。

11月18日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（9戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田高宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

4歳（1996年）

2月25日、中8週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田高宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

3月23日、中3週で迎えた18戦目は、リー・ソンイル騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の韓国騎手招待（1）（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた19戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、伸びてきたアカデミーアワード決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴広騎手（1戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた21戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’96アジアジョッキーズ2（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月30日、中4週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（10戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアテスターを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

7月20日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（11戦2勝）。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

10月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は水野貴広騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着を確保した。

10月26日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下の小千谷特別（新潟芝1200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（12戦2勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（13戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマルイチタイセイに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月15日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（14戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、伸びてきたウィナーズウェイ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

5歳（1997年）

1月5日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（15戦2勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたフジミシドニー決め手に屈してクビ差の2着となった。

1月19日、中1週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（16戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールデンラブユーを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って3勝目を挙げた。

2月9日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の青梅特別（東京ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（17戦3勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で高山太郎騎手（18戦3勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のコクサイレーニエに1馬身1/4の差をつけて4勝目を奪取した。

3月16日、中2週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下の両国特別（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高山太郎騎手（19戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したカバティーナを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月6日、中2週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で高山太郎騎手（20戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた34戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で高山太郎騎手（21戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた35戦目は、5歳以上900万下の石和特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で高山太郎騎手（22戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

11月16日、約6か月の休み明けで迎えた36戦目は、4歳以上900万下の精進湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で高山太郎騎手（23戦4勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で高山太郎騎手（24戦4勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入った。

12月13日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で高山太郎騎手（25戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

6歳（1998年）

1月11日、中3週で迎えた39戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の室町特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で高山太郎騎手（26戦4勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

1月25日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた40戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で高山太郎騎手（27戦4勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月2日、中4週で迎えた41戦目は、5歳以上900万下の御宿特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は17戦連続で高山太郎騎手（28戦4勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

3月21日、中2週で迎えた42戦目は、5歳以上900万下の両国特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で高山太郎騎手（29戦4勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。