クニノアンカー（1998年生、母イルミナント）

クニノアンカー（1998年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のポリッシュパトリオット（当時10歳）と交配したイルミナントが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿行牧場。戦績は、中央平地12戦0勝、地方12戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は2002年の一般B11。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

11月12日、デビュー戦は田面木博公騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。17頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って10着に終わった。

3歳（2001年）

1月8日、中7週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1000m 雪/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

5月4日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

5月13日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた5戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。16着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤年毅騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤年毅騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐藤年毅騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

10月7日、中4週で迎えた11戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

11月17日、中5週で迎えた12戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

4歳（2002年）

1月10日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、田辺弘騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったマルタカブームに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中8週で迎えた14戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

4月22日、中5週で迎えた15戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、タイガーキャリバーに交わされて2馬身差の2着となった。

5月12日、中2週で迎えた16戦目は、古川彰騎手を鞍上に迎えて、一般C8 10（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般C9（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、モールタイキスターにクビ差交わされて2着となった。

6月16日、中2週で迎えた18戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川彰騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマイレディーココをアタマ差振り切って待望の初白星を挙げた。

7月10日、中2週で迎えた19戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で古川彰騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で古川彰騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたハマノミラクス決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月16日、中2週で迎えた21戦目は、加藤一成騎手を鞍上に迎えて、一般B14 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったコスモバトラーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤一成騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のベッスルキセキに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般B11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤一成騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のピロバレイに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月16日、中4週で迎えた24戦目は、和田高明騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。