ザオーリュウシュン（1995年生、母グレンスイトピー）

Zao Ryushun

1995.05.14

ザオーリュウシュン（1995年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のツータイミング（当時9歳）と交配したグレンスイトピーが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高橋 耀代。戦績は、中央平地14戦2勝2着3回、中央障害11戦1勝2着2回。1999年の三木ホースランドパークジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

河野通文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

2月1日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、伸びてきたタイキブライドル決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

6月7日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスピードバッハに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月23日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタニノハレムにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したイブキマンパワーにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月26日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウカラジシを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

4歳（1999年）

1月24日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中山ダート1800m 雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の春望賞（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦2勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月30日、約8か月の休養明けで迎えた13戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた14戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田中剛騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のショウザンスカイに約11馬身の大差をつけて勝利を手中に収めた。

12月11日、中1週で迎えた16戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 曇）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月25日、中1週で迎えた17戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3800m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンオリンピアから半馬身差の2着となった。

5歳（2000年）

4月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月13日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた19戦目は、ハンデJ・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田口大二郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた20戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中京障害芝3370m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6歳（2001年）

5月27日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

6月23日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（5戦2勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた23戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は田中剛騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヒカルボシから1馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中2週で迎えた24戦目は、横山義行騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（2002年）

2月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は田口大二郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。9着に終わった。