モズアムール（2014年生、母グランプリチェリー）

モズアムール（2014年2月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時5歳）と交配したグランプリチェリーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。主な勝ち鞍は2018年の震災復興子ども達に夢と笑顔を(一般B2四)。

経歴

デビュー前

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

4月9日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は470kg。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

4月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月27日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6月25日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

7月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

8月19日、中2週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた8戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

9月24日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた9戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月1日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた10戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月8日、連闘で迎えた11戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイヤモンドホースを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月30日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月13日、連闘で迎えた14戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペイシャムーンに6馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

11月20日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、モーリーファに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

11月27日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

12月4日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

12月11日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、ピースワンデューに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

12月18日、連闘で迎えた19戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のセクイアデンドロンに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた20戦目は、オッズパーク・ゴールド杯（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

4歳（2018年）

1月8日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、光風賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた23戦目は、大屋梅賞（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた24戦目は、ミヤマザクラ賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい6着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた25戦目は、ナツグミ賞（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は高松亮騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた26戦目は、ピンクキャンディ賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた27戦目は、ベゴニア賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた28戦目は、フェイジョア賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた29戦目は、ホウセンカ賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高松亮騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のギミックに4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

7月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、KICK START賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（7戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月29日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた31戦目は、遠野風の丘20周年記念賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた32戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR盛岡第1戦（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月25日、中0週で迎えた33戦目は、田瀬湖賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったドルメロに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月8日、中1週で迎えた34戦目は、夏油賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

9月16日、連闘で迎えた35戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のギミックに6馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

9月30日、中1週で迎えた36戦目は、みんなのしあわせ～岩舘電気賞（盛岡ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた37戦目は、オクトーバーカップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は陶文峰騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

11月25日、中3週で迎えた39戦目は、一般B2一（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた40戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた41戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（8戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5歳（2019年）

7月7日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた42戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

7月14日、連闘で迎えた43戦目は、塚本涼人騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルジャック賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた44戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本涼人騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた45戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本涼人騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグリーンソードに1馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。