フレッシュゴールド（2006年生、母ローマンダンス）

フレッシュゴールド（2006年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「新鮮な＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグランデラ（当時8歳）と交配したローマンダンスが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）北勝ファーム。戦績は、中央平地10戦0勝、地方20戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の南昌山賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

成島英春厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月22日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず18着に終わった。

12月21日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

3歳（2009年）

1月10日、中2週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

2月28日、中4週で迎えた5戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

3月15日、中1週で迎えた6戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

7月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトーセントロタノワを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

8月16日、中3週で迎えた9戦目は、3歳C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコスモエクスプレスに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月6日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2十四（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアドマイヤミライを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

10月19日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた14戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた15戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサニングダンディーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

11月29日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバラディーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月12日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビューティエースに4馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月30日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルブツブリランテにハナ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2010年）

3月13日、中9週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

4月24日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた21戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた22戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く16着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた23戦目は、日本一じゅんさい旬まつりレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のプリンセスワールドに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

7月31日、中1週で迎えた24戦目は、南昌山賞（盛岡芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のスズノエイユウをアタマ差振り切って5勝目を手にした。

8月14日、中1週で迎えた25戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、風鈴賞（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた26戦目は、一般B2九（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月18日、中5週で迎えた27戦目は、一般B2七（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったラビットジーズニに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月15日、中3週で迎えた28戦目は、住田町かっこ花レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（10戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた29戦目は、健康と癒しの郷八幡平レース（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

5歳（2011年）

5月28日、約5か月半の休養明けで迎えた30戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、牛形山レース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。