ヤマニンエステル（2018年生、母ヤマニンパソドブル）

ヤマニンエステル（2018年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+星(ペルシャ語)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時5歳）と交配したヤマニンパソドブルが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C2十一。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月11日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

9月5日、約8か月の休養明けで迎えた2戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

4歳（2022年）

5月22日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた3戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のツクバゴールドを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月5日、中1週で馬体重を前走から19kg絞って迎えた4戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

7月3日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のリュウノヒミコに6馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

7月17日、中1週で迎えた7戦目は、宇野商店生ウニ賞（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフジサンニュウサツに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月1日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のベルスディライトに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月30日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（7戦4勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた11戦目は、一般B1三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で高橋悠里騎手（8戦4勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったオオサキフラワーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた12戦目は、パンジー賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で高橋悠里騎手（9戦4勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコンカルノーに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で高橋悠里騎手（10戦5勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた14戦目は、トルマリン賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で高橋悠里騎手（11戦5勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ナイトフォックスにクビ差交わされて2着となった。

11月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般B1二（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で高橋悠里騎手（12戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた16戦目は、JBBA静内種馬場特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で高橋悠里騎手（13戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた17戦目は、オッズパーク10%ポイント還元賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で高橋悠里騎手（14戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

5歳（2023年）

3月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から30kg増やして迎えた18戦目は、興和電設・コスモ通信JV賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で高橋悠里騎手（15戦5勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた19戦目は、陽春特別（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で高橋悠里騎手（16戦5勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた20戦目は、スプリント特別（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で高橋悠里騎手（17戦5勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた21戦目は、晩春特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は19戦連続で高橋悠里騎手（18戦5勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ヤマショウブラックに交わされて2馬身半差の2着となった。

5月30日、中2週で迎えた22戦目は、紫陽花賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は20戦連続で高橋悠里騎手（19戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた23戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のハッピーホンコンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月27日、中1週で迎えた24戦目は、カラヴァッジオ特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（20戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のベルフラカンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月17日、中2週で迎えた25戦目は、向日葵特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（21戦6勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた26戦目は、朝顔特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（22戦6勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて、最後は2着のレールガンをアタマ差振り切って8勝目を手に入れた。

10月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（23戦7勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた28戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般B1一（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた29戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、ダーレージャパン特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

12月24日、中3週で迎えた30戦目は、佐々木志音騎手を鞍上に迎えて、夢・希望未来へ前進（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

6歳（2024年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、ハヤテ特別（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（24戦7勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた32戦目は、一般B1一（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は鈴木祐騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、ロワマージュにクビ差交わされて2着となった。

4月30日、中2週で迎えた33戦目は、山吹特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（25戦7勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったアンコールゲランに詰め切れず、4馬身差の2着となった。