スペースコロニー（2016年生、母スターリーオレンジ）

スペースコロニー（2016年2月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宇宙に作られた人工の居住地」。毛色は栗毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時18歳）と交配したスターリーオレンジが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡野牧場。主な勝ち鞍は2019年の文の京賞(一般C1八九)。

経歴

デビュー前

湯窪幸雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月20日、デビュー戦は水口優也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

11月25日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

3歳（2019年）

4月6日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水口優也騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

5月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で水口優也騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で水口優也騎手（6戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた8戦目は、3歳戦のラベンダー賞（a）（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で水口優也騎手（7戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で水口優也騎手（8戦0勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で水口優也騎手（9戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入った。

8月31日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で水口優也騎手（10戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

2019年9月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月14日、中5週で迎えた12戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十十一（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた13戦目は、文の京賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリードゥラメールを上がり3位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月5日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1三四（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

12月31日、中3週で迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、おおとり賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4歳（2020年）

1月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1一二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

5月2日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、クリスタルナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6月1日、中0週で迎えた19戦目は、東京トゥインクルファンファーレ賞（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったサマーアイランドに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月25日、中2週で迎えた20戦目は、昌平坂賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた21戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C1一二三（大井ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

12月31日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた22戦目は、ララベル賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

5歳（2021年）

1月20日、中2週で迎えた23戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

2021年2月5日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。