オリエンタルボーイ（2009年生、母マイグローリア）

オリエンタルボーイ（2009年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「東洋的な少年」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時7歳）と交配したマイグローリアが23歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は田上光征。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田上光征から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、田上光征から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、太盛によって315万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

8月14日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

3歳（2012年）

3月22日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインファイター特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月26日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦のツインベスト特別（浦和ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

5月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた5戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のリゲル特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったプレリアルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月4日、中4週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のナイスレイン特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4歳（2013年）

4月24日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた9戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた10戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、鈴蘭特別（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C4-1（門別ダート1700m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、モノクロームに交わされて1馬身半差の2着となった。

7月24日、中1週で迎えた14戦目は、JAみついしみついし牛賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた15戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、なかしべつ夏まつり賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、JA平取町びらとり和牛特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

9月18日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた18戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、北竜ひまわりライス賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

10月30日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、幌満峡賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

5歳（2014年）

5月5日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた21戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた23戦目は、未知の駒会メンバーズカップ（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

6月2日、連闘で迎えた24戦目は、西谷泰宏騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に終わった。

6月8日、連闘で迎えた25戦目は、十文字さくらんぼまつりレース（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西谷泰宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた26戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷泰宏騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

6月30日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は陶文峰騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月14日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた28戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で陶文峰騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた29戦目は、震災復興子ども達に夢と笑顔を（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で陶文峰騎手（5戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったモエレアンドロメダを半馬身捉え切れず2着に敗北した。