ノムラテンメイ（1999年生、母ノムラスキー）

ノムラテンメイ（1999年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカコイーシーズ（当時13歳）と交配したノムラスキーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は前川隆範。戦績は、中央平地2戦0勝、中央障害6戦1勝、地方32戦7勝2着5回。2002年のベイシティカップで2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

函館喜弘厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2001年）

8月23日、デビュー戦は石井勝男騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は493kg。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

11月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から19kg増やして迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトモノビーナスに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月20日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のミスターフルマークをクビ差振り切って優勝

3歳（2002年）

1月1日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月6日、中4週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は石井勝男騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のベストステッキ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

3月28日、中3週で迎えた7戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のさくら特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネショウベガに5馬身の差をつけて優勝

4月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦の春蘭特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のレオコウテイをクビ差振り切って勝利をモノにする

5月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデ地方重賞のクラウンカップ（川崎ダート2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から29kg戻して迎えた10戦目は、田部和広騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサルビア特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に終わった。

11月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg絞って迎えた11戦目は、3歳オープンのベイシティカップ（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（2戦2勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエポドスにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

12月4日、中3週で迎えた12戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 雨/重）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

12月25日、中2週で迎えた13戦目は、一般B3三（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシュイベモアを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2003年）

1月21日、中3週で迎えた14戦目は、フレンドリーステッキ特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマルハチストライクに3馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

2月6日、中1週で迎えた15戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーホイップ特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のエスサガミに3馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

3月25日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の弥生特別（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ゴールデンイーストに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月8日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のダイヤモンド特別（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オーバルオフィスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の’03プラネットカップ（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

7月25日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’03サマーナイトカップ（大井ダート1690m 雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

8月26日、中4週で迎えた20戦目は、デネブ賞（大井ダート1190m 曇/良）に出走。鞍上は森下博騎手（3戦2勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったドリームサラに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

9月26日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の’03ムーンライトカップ（大井ダート1790m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（4戦2勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の陽月特別（浦和ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

11月6日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた23戦目は、ハンデ戦のトパーズ特別（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のノベンバー賞（大井ダート1790m 雨/不良）に出走。鞍上は森下博騎手（5戦2勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の師走特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（5戦2勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

12月25日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦のクリスマス特別（浦和ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（6戦2勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

5歳（2004年）

1月15日、中2週で迎えた27戦目は、ハンデ戦の新春千葉盃（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

2月6日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の如月特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったジェラシックキセキに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中4週で迎えた29戦目は、おぼろ月特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦の弥生特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた31戦目は、大かわさき宿特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

9月2日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、ハンデ戦の長月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（6戦2勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

6歳（2005年）

2月20日、約5か月半の休み明けで迎えた33戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の斑鳩ステークス（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた34戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた35戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

5月15日、中6週で迎えた36戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で仲田雅興騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のロビンに3馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

11月26日、約6か月半の休養明けで迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で仲田雅興騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月10日、中1週で迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で仲田雅興騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2006年）

1月14日、中4週で迎えた39戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 雨）に出走。鞍上は5戦連続で仲田雅興騎手（4戦1勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

8歳（2007年）

2月10日、約13か月の休み明けで迎えた40戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3790m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。