クインズジェイド（2013年生、母ケイアイギャラリー）

クインズジェイド（2013年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋翡翠」。毛色は鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時17歳）と交配したケイアイギャラリーが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は佐竹学。主な勝ち鞍は2018年のマーズ賞(一般B2四 B3四)。

経歴

デビュー前

立花伸厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2016年）

9月19日、デビュー戦は的場文男騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は502kg。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のモンストラムフジに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

10月13日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、伸びてきたコスモアモル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2017年）

1月27日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、一般C3二三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた4戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、リコーエンツォに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月10日、中2週で迎えた5戦目は、一般C2十二十三十四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカーボンタイクーンに3馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

4月17日、中4週で迎えた6戦目は、一般C2三四（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（5戦2勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るナンシーファミリーを自慢の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月22日、中4週で迎えた7戦目は、一般C1八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（6戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のジャンボランに6馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

9月12日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、雁来紅賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で的場文男騎手（7戦4勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のナンシーファミリーに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月6日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1一二三（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で的場文男騎手（8戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた10戦目は、メトロポリタンウィーク賞（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で的場文男騎手（9戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

5歳（2018年）

3月28日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、ケンルファールにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月16日、中2週で迎えた12戦目は、ウマイルミスクリーン賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヴィオラに4馬身の差をつけて優勝

5月21日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、白鷺賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月25日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、一般B3七（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったシンボリマティスに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月31日、中4週で迎えた15戦目は、マーズ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は的場文男騎手（10戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のマックスゴーゴーをハナ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

8月28日、中3週で迎えた16戦目は、大井の帝王賞（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（11戦6勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

12月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、ウインターテール賞（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（12戦6勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

6歳（2019年）

7月8日、約6か月半の休み明けで迎えた18戦目は、一般C1一二（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（13戦6勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1一二（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（14戦6勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（15戦6勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1一二三（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（16戦6勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。