ロイヤルビクトリー（2016年生、母ロイヤルエイボン）

ロイヤルビクトリー（2016年4月11日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のタイムパラドックス（当時18歳）と交配したロイヤルエイボンが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は武田牧場。2019年の優駿スプリントトライアルに勝利した他、2019年の優駿スプリント(地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

三坂盛雄厩舎（小林）へ入厩。

2歳（2018年）

12月6日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は445kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルーアワーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月31日、中3週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

3歳（2019年）

2月6日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦のクロッカス特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったアジュディカグラに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月9日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた4戦目は、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったヴァルラームにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月23日、中5週で迎えた5戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヴァルラームを半馬身振り切って2勝目を手に入れた。

6月25日、中4週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の優駿スプリント（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったナガタブラックに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のシンデレラチャレンジ2（大井ダート1400m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では賦性の闘志でゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた8戦目は、印西市コスモス賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の闘魂で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のロイヤルサーティンに1馬身1/4の差をつけて優勝

11月13日、中3週で迎えた9戦目は、千代田区賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で西啓太騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

12月26日、中5週で迎えた10戦目は、KRAトロフィー（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で西啓太騎手（3戦1勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

4歳（2020年）

3月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、若葉賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた12戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般A2二 B1四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた13戦目は、トーラス賞（大井ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

7月30日、約3か月の休み明けで迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、駒形橋賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた15戦目は、葉月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦2勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた16戦目は、内濠賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、最後はサンルイビルと並んで3着同着となった。

10月8日、中3週で迎えた17戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、サンタアニタトロフィートライアル（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

11月19日、中5週で迎えた18戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンのシンデレラマイルトライアル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた19戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、ビオラ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

12月30日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定地方重賞の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

5歳（2021年）

1月19日、中2週で迎えた21戦目は、初富士賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

2月18日、中3週で迎えた22戦目は、梅見月賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた23戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦0勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた24戦目は、花嵐賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田凌騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

4月30日、中4週で迎えた25戦目は、緑風賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

6月11日、中5週で迎えた26戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

8月3日、中7週で迎えた27戦目は、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた28戦目は、2021 35周年記念ムービー視聴回突破賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたセレノグラフィー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

9月19日、連闘で迎えた29戦目は、爽籟賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた30戦目は、東京中日スポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（6戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着に入った。

11月19日、中5週で迎えた31戦目は、「わ!」がいっぱい品川賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で御神本訓史騎手（7戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったノーブルノヴァに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6歳（2022年）

3月9日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、ニュートラック上山賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で御神本訓史騎手（8戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた33戦目は、マーチ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は西啓太騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた34戦目は、オメガ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（9戦0勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた35戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、日本橋賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。