サブルドール（2018年生、母ビスクドール）

サブルドール（2018年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時13歳）と交配したビスクドールが21歳のときに産んだ15番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。2020年の東京2歳優駿(牝S1)で2着に入った他、2020年の東京2歳優駿(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2020年）

6月3日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイシンリカルダに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月15日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのターフチャレンジ1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、ラッキードリームに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中1週で迎えた3戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のブリーダーズゴールドジュニアカップ（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

9月17日、中6週で迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月19日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の雷鳥特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月31日、中5週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったケラススヴィアに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3歳（2021年）

2月23日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

3月31日、中4週で迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

8月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた10戦目は、相生坂賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

12月3日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、カレンダー特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず9着に敗れた。

4歳（2022年）

1月14日、中5週で迎えた12戦目は、シンビジウム特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

2月16日、中4週で迎えた13戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、セントポーリア2200（船橋ダート2200m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3月21日、中4週で迎えた14戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、春分の日特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったツエンダーに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のナデシコ賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた16戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、勇魚特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた17戦目は、彼岸花特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた18戦目は、読書の日特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦の馬い!男村っち淡路玉ねぎ発売記念（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた20戦目は、今年連対100%無敵の女王!佐藤水菜記念（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

5歳（2023年）

2月10日、中8週で迎えた21戦目は、牝馬限定戦のマーガレット賞（船橋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマテラガニアを半馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

3月17日、中4週で迎えた22戦目は、DIGITAL賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（5戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

4月11日、中3週で迎えた23戦目は、玄鳥特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（6戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

7月21日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、牝馬限定戦の蓮沼ウォーターガーデン賞（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田正重騎手（7戦1勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた25戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、凌霄花特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた26戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、小金牧特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のマリノプリエールをアタマ差振り切って3勝目を収める

10月24日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定戦のクイーンズフェスティバル（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るツーシャドーを上がり1位の末脚でアタマ差だけ差し切って4勝目を収める

11月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた29戦目は、牝馬限定S3の東京シンデレラマイル（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（2戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

6歳（2024年）

6月19日、約5か月半の休み明けで迎えた30戦目は、JA門別馬舞米特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は落合玄太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

9月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、牝馬限定M1のビューチフルドリーマーカップ（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（3戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

11月1日、中8週で迎えた32戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、菊花特別（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光の如き末脚を発揮し、5着に入り込んだ。