パリスドール（2007年生、母アバンダンメント）

パリスドール（2007年4月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「地名（パリ）＋人形」。毛色は鹿毛。種牡馬のサイレントハンター（当時14歳）と交配したアバンダンメントが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は（有）釘田ファーム。戦績は、中央平地9戦2勝2着1回、中央障害1戦0勝、地方8戦0勝。2009年のひまわり賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月18日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたカレンナホホエミ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで楽々と抜け出し、最後は2着のコウエイマーチに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月29日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカシノピストンをクビ差振り切って圧倒的支持に応えた。

9月6日、連闘で迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、最後はサリエルと並んで4着同着となった。

10月3日、中3週で迎えた5戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦2勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。

11月8日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（4戦2勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた7戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（6戦2勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい17着に終わった。

3歳（2010年）

3月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

4歳（2011年）

2月26日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた10戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月2日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から28kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の丹後半島特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（7戦2勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

8月5日、中4週で迎えた12戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、阿蘇根子岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた13戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月8日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、白髪岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は田中純騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた15戦目は、サファイアカップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月4日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、ひばり特別（荒尾ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田中純騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた17戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、RKK特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた18戦目は、牧野孝光騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の肥後の国グランプリ（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。