ララファイター（1986年生、母ゲートアンドフライ）

ララファイター（1986年5月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時12歳）と交配したゲートアンドフライが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

星川薫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1988年）

11月12日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ハナノテンリュウに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

11月26日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホリノノーザンを上がり2位の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3歳（1989年）

4月8日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、4歳400万下（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月20日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた6戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた7戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳400万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4歳（1990年）

8月26日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに24kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（6戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

9月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（7戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ベンリフォーに交わされて2馬身差の2着となった。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンエムハートを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

10月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（9戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったロングアライブを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

11月4日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（10戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のマチカネアマツカゼをハナ差振り切って3勝目をつかんだ。

5歳（1991年）

1月13日、中9週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（11戦3勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

8月18日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の漁火特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（12戦3勝）。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた16戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の臥牛山特別（函館芝1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったハギノハイタッチにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月7日、連闘で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は本田優騎手（13戦3勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

10月6日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（14戦3勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（15戦3勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で本田優騎手（16戦3勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田優騎手（17戦3勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6歳（1992年）

7月11日、約7か月半の休養明けで迎えた22戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（18戦3勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上900万下のおおぞらステークス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（19戦3勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

8月9日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（20戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の漁火特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田優騎手（21戦3勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下の臥牛山特別（函館芝1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は関口睦介騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた27戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。