マンダラキッス（2013年生、母サンシャワーキッス）

マンダラキッス（2013年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「マンダラ＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時17歳）と交配したサンシャワーキッスが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方16戦10勝2着3回。主な勝ち鞍は2018年のタワリシチ10th記念ぷるるんカップ(一般C1四五)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、エバグリーンセールスコンサインメントから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、ザ・ゴールドオーナーズクラブによって972万円で落札された。

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2016年）

3月5日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた2戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

7月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた4戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、平取町建設協会長賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るヒロノストロングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のソウマに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

9月15日、中1週で迎えた6戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のペイシャスナッチに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月27日、中1週で迎えた7戦目は、ししゃもとやまべ日高町特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタノカミカゼに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月1日、中4週で迎えた8戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエクスプレス賞（川崎ダート900m 晴/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るブラックベリーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月15日、中5週で迎えた9戦目は、イカヅチ賞（川崎ダート900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のポエタリリカに2馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4歳（2017年）

1月3日、中2週で迎えた10戦目は、駿逸賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のリュウノタケシツウをクビ差振り切って圧巻の7連勝を決めた。

2月8日、中4週で迎えた11戦目は、早春スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月20日、中5週で迎えた12戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

6月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

5歳（2018年）

1月31日、約8か月の休み明けで迎えた14戦目は、よみうりランド「ハシビロGO!」賞（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカゼノアスリートを途轍もない末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

4月5日、中8週で迎えた15戦目は、ブレークスルー賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月15日、中5週で迎えた16戦目は、一般C1八九（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったフジノノーベルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセノーテに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月6日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（8戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったフェリスアローを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

7月23日、中1週で迎えた19戦目は、タワリシチ10th記念ぷるるんカップ（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（9戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアオイソラを3/4馬身振り切って制した。

8月24日、中4週で迎えた20戦目は、やまなみ五湖「宮ヶ瀬湖」杯（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（10戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、グレートコマンダーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月17日、中7週で迎えた21戦目は、極楽寺特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（11戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月27日、中5週で迎えた22戦目は、楓特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（12戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた23戦目は、開設8周年記念ジョイホース横浜賞（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（13戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

6歳（2019年）

1月2日、中1週で迎えた24戦目は、16thゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で今野忠成騎手（14戦6勝）。13頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。