タマモスプリング（1998年生、母イナズマビクトリア）

タマモスプリング（1998年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のメジロライアン（当時11歳）と交配したイナズマビクトリアが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地42戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2002年の犬山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

7月23日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

8月20日、中1週で迎えた3戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、抜け出したターフパーチェに半馬身届かず2着に敗北した。

9月3日、中1週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月2日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、伸びてきたマッキーツヨシ決め手に屈してクビ差の2着となった。

12月23日、中2週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアプロディッセを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2001年）

1月8日、中1週で迎えた7戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた10戦目は、3歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた11戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 小雨/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた13戦目は、3歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

10月21日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

11月3日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のオンワードアヘッドを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月2日、中3週で迎えた16戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2001ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた17戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、コスモスクランブルに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（2002年）

1月5日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の初夢賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、伸びてきたサンライズジェガー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の稲荷特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

5月19日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の有松特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

6月2日、中1週で迎えた21戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の愛知杯（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

6月30日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下の和田岬特別（阪神芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた24戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

11月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のアドマイヤリッチを3/4馬身振り切って3勝目を収める

12月15日、中1週で迎えた27戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長篠特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい7着に終わった。

5歳（2003年）

1月5日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の初夢賞（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小池隆生騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

8月16日、約7か月半の休み明けで迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の高千穂特別（小倉芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小池隆生騎手（5戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて最後はダンツシェイクと並んで10着同着となった。

9月14日、中1週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の野分特別（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下の夕月特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（7戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた33戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西郷特別（福島芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の衣笠特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた35戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2003ゴールデンブーツトロフィー（阪神芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた36戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のクリスマスキャロルハンデキャップ（阪神芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は小牧太騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6歳（2004年）

1月5日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上1000万下の初夢賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 雪/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた39戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の春日特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた40戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（9戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた41戦目は、4歳以上1000万下のコダマメモリアル（阪神芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた42戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。