ヴオロス（2015年生、母フレンチフレイバー）

Volos

2015.04.23

ヴオロス（2015年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時19歳）と交配したフレンチフレイバーが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）赤石牧場。2018年の若竹賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、赤石牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、森田千秋によって680.4万円で落札された。

稲益貴弘厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2017年）

6月23日、デビュー戦は本田正重騎手を鞍上に据えて、2歳戦のライラックデビュー（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。馬体重は553kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ドンビーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月21日、中3週で迎えた2戦目は、2歳戦のレイクサイドスター特別（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず3着に敗れた。

9月6日、中6週で迎えた3戦目は、2歳戦のサンライズ賞（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリトルセンチュリーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月12日、中4週で迎えた4戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のニュージェネレーション特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたハセノパイロ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた5戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、2歳S3の平和賞（船橋ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

12月14日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、2歳オープンの川崎ジュニアオープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

3歳（2018年）

1月5日、中2週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若水特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた8戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若竹特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクロスウィンドに1馬身半の差をつけて優勝

3月1日、中3週で迎えた9戦目は、3歳戦のつばき賞（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサザンヴィグラスを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月4日、中4週で迎えた10戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた11戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた12戦目は、3歳オープンの若竹賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたミスターバッハ決め手に屈してハナ差の2着となった。

4歳（2019年）

5月9日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦のカーネーション特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

6月20日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦の夏至特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（5戦1勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。