ミリオンゲーム（2016年生、母グッドゲーム）

ミリオンゲーム（2016年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「百万＋母名の一部。百万ドルの輝きを放つ星のような走りを願って」。毛色は栗毛。種牡馬のトーセンホマレボシ（当時7歳）と交配したグッドゲームが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2018年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ドラゴンヒルズホースクラブによって1,188万円で落札された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月14日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月9日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月21日、中5週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、イベリスに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月10日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のパープルヌーンをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2019年）

2月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田菜七子騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤田菜七子騎手（5戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

6月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で藤田菜七子騎手（6戦1勝）。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

7月27日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

10月5日、中9週で迎えた9戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい最後はシーアフェアリーと並んで9着同着となった。

11月17日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。

4歳（2020年）

1月26日、中9週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で山田敬士騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

2月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で山田敬士騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

7月25日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた15戦目は、祝柾花音誕生日特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のフリタイムを3/4馬身振り切って久しぶりに白星を挙げた。

9月13日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1-6（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で別府真衣騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

10月3日、中2週で迎えた17戦目は、香川県オリーブ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で別府真衣騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた18戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、サンキュー39歳特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったマイネルエスパスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた19戦目は、ハロウィン特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（5戦1勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた20戦目は、泉州に帯持ち帰る特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

5歳（2021年）

7月4日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C3 15（高知ダート1300m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のウィンターリリーに2馬身の差をつけて休養明けの一戦をモノにした。

7月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3 11（高知ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴッドオプティマスに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

8月21日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。