オスカーブレイン（2021年生、母オスカークイーン）

オスカーブレイン（2021年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダノンレジェンド（当時11歳）と交配したオスカークイーンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。2023年のサッポロクラシックカップ(地方重賞)に勝利した他、2023年のネクストスター門別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村雅明から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、渋谷健作によって418万円で落札された。

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

5月4日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1100m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトワイライトウェイに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月8日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の栄冠賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて抜け出し、最後は2着のジャティルウィに4馬身の差をつけて優勝

9月7日、中5週で迎えた5戦目は、2歳オープンのイノセントカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい4着に敗れた。

10月5日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンのネクストスター門別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた7戦目は、2歳M1の南部駒賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で阿部龍騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、フジユージーンに交わされて4馬身差の2着となった。

12月13日、中3週で迎えた8戦目は、2歳Jpn1の全日本2歳優駿（国際交流）（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で阿部龍騎手（6戦1勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

3歳（2024年）

4月18日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳オープンのネクストスター北日本（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で阿部龍騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6月6日、中6週で迎えた10戦目は、グランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で阿部龍騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

7月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、3歳M2のハヤテスプリント（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のマッシャーブルムに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月15日、中5週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、3歳Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（9戦1勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた13戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ウポポイオータムスプリント（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた14戦目は、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた15戦目は、一刻千秋オープン（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

11月4日、中3週で迎えた16戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、来年のJBCは船橋と門別で特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで踏ん張ったが、カッパギに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中4週で迎えた17戦目は、スプリント特別（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた18戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた19戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、スプリント特別（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。