ラプタス（2016年生、母エアラホーヤ）
Raptus
2016.04.19
ラプタス（2016年4月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「衝動。ファンに衝動を与えられる魅力を持つ馬になることを願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時7歳）と交配したエアラホーヤが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤原牧場。2020年、2021年とかきつばた記念(ハンデJpn3)を連覇した他、2022年の兵庫ゴールドトロフィー(ハンデJpn3)に勝利するなど、重賞5勝を挙げた。
経歴
デビュー前
ユニオンオーナーズクラブにて総額1,700万円（8.5万×200口）で一口馬主が募集された。
松永昌博厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2018年）
12月2日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。
12月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に敗れた。
3歳（2019年）
2月16日、中8週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい16着に敗れた。
4月29日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のナムラシェパードを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。
9月28日、約5か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のヒラソールをハナ差振り切って休養明けの一戦をモノにした。
10月26日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のサンライズカラマを3/4馬身振り切って順当に勝利した。
4歳（2020年）
1月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの羅生門ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（4戦3勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバティスティーニと並んで1着同着となった。
2月16日、中3週で迎えた8戦目は、バレンタインステークス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（5戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。
3月10日、中2週で迎えた9戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（6戦4勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて抜け出し、最後は2着のテーオージーニアスに3馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。
5月4日、中7週で迎えた10戦目は、ハンデJpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のノボバカラに3馬身の差をつけて重賞2勝目を挙げた。
7月12日、中9週で迎えた11戦目は、G3のプロキオンステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で幸英明騎手（8戦6勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。
10月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で幸英明騎手（9戦6勝）。14頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。
12月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で幸英明騎手（10戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
5歳（2021年）
1月17日、中3週で迎えた14戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で幸英明騎手（11戦6勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って13着に敗れた。
3月13日、中7週で迎えた15戦目は、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で幸英明騎手（12戦6勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリアンヴェリテを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。
5月3日、中6週で迎えた16戦目は、ハンデJpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で幸英明騎手（13戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のテイエムサウスダンに3馬身の差をつけて連覇達成
9月1日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、ハンデJpn3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクセスエナジーに7馬身の差をつけて3連勝で4つ目の重賞タイトルを手に入れた。
9月23日、中2週で迎えた18戦目は、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（14戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。
12月22日、約3か月の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 曇/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（15戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、勝ったテイエムサウスダンにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。
6歳（2022年）
3月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた20戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（16戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。
5月3日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた21戦目は、ハンデJpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（17戦8勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。
11月3日、中8週で迎えた23戦目は、Jpn1のJBCスプリント（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で幸英明騎手（19戦8勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい11着に終わった。
12月21日、中6週で迎えた24戦目は、ハンデJpn3の兵庫ゴールドトロフィー（園田ダート1400m 曇/良）に59kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で幸英明騎手（20戦8勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシャマルに1馬身の差をつけて5つ目の重賞タイトルを手にした。
7歳（2023年）
3月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた25戦目は、Jpn3の黒船賞（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で幸英明騎手（21戦9勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。
2022年3月23日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。
9月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から9kg戻して迎えた26戦目は、Jpn3のオーバルスプリント（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で幸英明騎手（22戦9勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。
11月3日、中5週で迎えた27戦目は、Jpn1のJBCスプリント（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で幸英明騎手（23戦9勝）。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性のガッツでゴールまで頑張り、5着を確保した。
12月10日、中4週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で幸英明騎手（24戦9勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。
8歳（2024年）
2月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、Jpn3のかきつばた記念（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。
2022年3月23日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。