ナムラシェパード（2016年生、母パンカティリオ）

ナムラシェパード（2016年3月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ドイツ原産の牧羊犬の一種」。毛色は鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時17歳）と交配したパンカティリオが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はいとう牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

6月16日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月10日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

11月17日、連闘で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（3戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

3歳（2019年）

4月7日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、伸びてきたラプタス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウハートに3/4馬身届かず2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたワンダーエカルテ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月22日、中3週で迎えた10戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ウインアライバルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、異次元の末脚を爆発させて、最後は2着のハクサンカイザーに1馬身1/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月14日、中9週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた13戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

11月9日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったオウケンドーンに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

4歳（2020年）

6月14日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は幸英明騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、逃げるファストボウラーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（8戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したオースミムテキに3/4馬身届かず2着に敗北した。

8月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（9戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって12着に敗れた。