タイキモンストル（2019年生、母フロレンティナ）

タイキモンストル（2019年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+怪獣(仏)。父より連想。他馬を圧倒する活躍を期待して」。毛色は栗毛。種牡馬のラニ（当時6歳）と交配したフロレンティナが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は有限会社ビクトリーホースランチ。主な勝ち鞍は2023年のすながわスイートロード特別(一般C12 C31)。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額1,200万円（3万×400口）で一口馬主が募集された。

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月24日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオメガブルームを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3歳（2022年）

2月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

5月14日、中9週で迎えた6戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた7戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

8月20日、中9週で迎えた8戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月28日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

10月30日、中8週で迎えた10戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

4歳（2023年）

2月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月26日、中3週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月18日、中7週で迎えた14戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、すながわスイートロード特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のフクノバルトランに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月15日、中3週で迎えた15戦目は、BTC調教場30周年記念特別1（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のコスモサミットに1馬身の差をつけて制した。

7月13日、中3週で迎えた16戦目は、星の降る里・芦別健夏まつり特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

8月9日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、風かおる優駿桜国新ひだか特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

11月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ウィスキー・マック賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた19戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、スレッジ・ハンマー賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた20戦目は、やまねこ座特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた21戦目は、仲原大生騎手を鞍上に迎えて、一般C1二三四（大井ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

5歳（2024年）

1月26日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2二三四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で仲原大生騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3月11日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、アリエス賞（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2二（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったチュウオウペットに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

5月7日、中1週で迎えた27戦目は、ピンクダイヤモンド賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木祐騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したネオネオモッズにハナ差届かず2着となった。

5月20日、中1週で迎えた28戦目は、シベリアンアイリス賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木祐騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた29戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、チャイナアスタ賞（水沢ダート1600m 雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた30戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B2二（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

10月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から17kg戻して迎えた31戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた32戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のヤマショウシャインに2馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。