ウツミダンスダンス（1997年生、母ニジノーヴア）

ウツミダンスダンス（1997年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のセレスティアルストーム（当時14歳）と交配したニジノーヴアが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）八木牧場。戦績は、地方23戦5勝2着3回。2001年のTCK女王盃(牝G3)で4着に入った他、2000年のゴールデンティアラ賞(牝地方重賞)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

葛西勝幸厩舎（盛岡）へ入厩。

2歳（1999年）

6月6日、デビュー戦は小林俊彦騎手を鞍上に据えて、3歳（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のハッピーナイスに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月19日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた2戦目は、三野宮通騎手を鞍上に迎えて、3歳A（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のショウリノスターをハナ差制して2勝目を掴み取った。

7月18日、中3週で迎えた3戦目は、畠山信一騎手を鞍上に迎えて、3歳A（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったセイントピアスから2馬身半差の2着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の若駒賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三野宮通騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月13日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた5戦目は、2歳戦の野菊賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三野宮通騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のセイントピアスに1馬身半の差をつけて制した。

10月3日、中2週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞の東北ジュニアグランプリ（盛岡芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三野宮通騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた7戦目は、4歳B（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野宮通騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた8戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の南部駒賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のウエストユメキタルに2馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

12月12日、中2週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞の東北サラブレッドチャンピオン（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（2000年）

4月19日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アミーに交わされて1馬身差の2着となった。

5月10日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、3歳地方重賞の東京王冠賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったアローウィナーにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

6月7日、中3週で迎えた12戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の東京ダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

7月12日、中4週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に終わった。

8月17日、中4週で迎えた14戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の黒潮盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のトミケンブライトをアタマ差振り切って優勝

10月17日、中4週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞のスーパーチャンピオンシップ（大井ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた17戦目は、3歳G1のダービーグランプリ（盛岡ダート2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着を確保した。

12月14日、中5週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

4歳（2001年）

1月31日、中6週で迎えた19戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、4着に入った。

3月1日、中3週で迎えた20戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の金盃（大井ダート2000m 雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

4月4日、中4週で迎えた21戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた22戦目は、G3の群馬記念（高崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた23戦目は、堀千亜樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。