サクラビジェイ（2002年生、母コペルティーナ）

サクラビジェイ（2002年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝利（ヒンディー語）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時17歳）と交配したコペルティーナが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地26戦5勝2着5回、地方15戦0勝。2006年の栗東ステークス(オープンハンデ)に勝利した他、2006年のペルセウスステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月25日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

12月19日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のランフォーウィンを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2005年）

2月19日、中8週で迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部幸雄騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったチャレンジシチーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中2週で迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったエアアドニスに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月8日、中7週で迎えた6戦目は、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月12日、中4週で迎えた7戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のセイカチューバに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月16日、中4週で迎えた8戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ワンダーハヤブサに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小島太一騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

4歳（2006年）

1月7日、約5か月の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のバーズアイに5馬身の差をつけて久々の実戦を制した。

2月18日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の春望ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小島太一騎手（4戦2勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月14日、中8週で迎えた13戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの栗東ステークス（京都ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のステンカラージンを3/4馬身振り切って制した。

5月27日、中1週で迎えた14戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦1勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月23日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、ペルセウスステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったミリオンベルにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

11月26日、中8週で迎えた16戦目は、3歳以上1600万下の貴船ステークス（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアルミナスステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

5歳（2007年）

6月16日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったナトゥーアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月15日、約6か月の休み明けで迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のアクアルミナスステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のガッツで渋太く持ち堪えて、最後は2着のサワノブレイブを3/4馬身振り切って久しぶりの一戦を制した。

6歳（2008年）

7月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた21戦目は、マリーンステークス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

9月27日、中9週で迎えた22戦目は、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンの室町ステークス（京都ダート1200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

7歳（2009年）

3月14日、約4か月半の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦でオープンのポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は石橋守騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

4月4日、中2週で迎えた25戦目は、コーラルステークス（阪神ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（4戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

8月2日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8歳（2010年）

3月17日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた27戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、S2のマイルグランプリ（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた28戦目は、Jpn3の東京スプリント（大井ダート1200m 雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月17日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた29戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、ディープインパクト・プレミアム2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

9歳（2011年）

5月4日、約5か月半の休み明けで迎えた30戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ヴァーミリアン賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月19日、中1週で迎えた31戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた32戦目は、パール特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた33戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた34戦目は、グランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に終わった。

8月10日、中5週で迎えた35戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、ハーツクライ・プレミアムオープン（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

8月25日、中1週で迎えた36戦目は、JAむかわほほえみ特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた37戦目は、ローレルゲレイロ賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた38戦目は、日高軽種馬青年部連合会特別（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた39戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた40戦目は、大樹歴舟川特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた41戦目は、新ひだか町特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。