オリオンザヴィアン（2002年生、母ファインハッピー）

オリオンザヴィアン（2002年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋来る（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のシャンハイ（当時13歳）と交配したファインハッピーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地5戦1勝、地方5戦2勝2着1回。2004年のアドマイヤベガ賞に勝利した他、2004年のアグネスワールド賞で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

5月4日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は428kg。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアウスレーゼに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月22日、中6週で迎えた2戦目は、2歳オープンのアグネスワールド賞（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったカリスローラーから1馬身差の2着となった。

7月7日、中1週で迎えた3戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の栄冠賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月5日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのアドマイヤベガ賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のクラビッグレディをクビ差制して制した。

9月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のヴァンクルタテヤマをクビ差振り切って3勝目をマークした。

10月13日、中5週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた6戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦2勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。12着に敗れた。

12月19日、中9週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で桜井拓章騎手（4戦2勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

3歳（2005年）

4月17日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのベンジャミンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた9戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのスイートピーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に終わった。

9月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。