エリザベススイート（2005年生、母スイートイブン）

エリザベススイート（2005年4月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「人名＋母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時13歳）と交配したスイートイブンが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は白瀬盛雄。戦績は、中央平地15戦0勝2着6回、地方20戦0勝2着2回。2009年のファイナルカップ(一般)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、白瀬明から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、吉田昭一によって472.5万円で落札された。6歳のとき、白瀬常雄から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

加賀武見厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

6月23日、デビュー戦は塚田祥雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

9月9日、中8週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

11月4日、中7週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、抜け出したステルスワンにクビ差届かず2着となった。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したマキシマムランに半馬身届かず2着となった。

12月8日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2008年）

1月6日、中3週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったスプリングジーンにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

1月19日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で驀進したが、伸びてきたオールフォーミー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた10戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

3月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

7月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったワールドリーダーに詰め切れず、約11馬身差の2着となった。

8月31日、中1週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したベルモントパッシオに半馬身届かず2着に敗北した。

10月5日、中4週で迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

11月8日、中4週で迎えた16戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、岩手民芸「南部箪笥」レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた17戦目は、前沢牛にぎり寿司レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた18戦目は、菅原勲騎手WSJS出場応援2nd.（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

12月30日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた19戦目は、布佐洞窟レース（水沢ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

4歳（2009年）

1月12日、中1週で迎えた20戦目は、江刺まるぶん食堂杯（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で関本淳騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、ノーザンホースパーク特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

5月21日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた22戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

6月3日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、カシオペア特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、平取町開基110年特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月2日、中1週で迎えた25戦目は、応援ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた26戦目は、フルーツ王国よいちサクランボ特別（門別ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は桜井拓章騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた27戦目は、輝け日高胆振農業特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の繁盛店の生特別（門別ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は川島雅人騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた29戦目は、BTC利用者振興会特別（門別ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた30戦目は、平取町沙流川まつり特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた31戦目は、JAにいかっぷピーマン特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた32戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、秋桜（コスモス）（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた33戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、JA門別美味ネギ君特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた34戦目は、日胆農協青年部“絆”特別（門別ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベリーベリナイスに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

11月19日、中1週で迎えた35戦目は、ファイナルカップ（門別ダート1800m 雪/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したマンボパートナーにクビ差届かず2着となった。