ニシキテイオー（1999年生、母アイアイダリア）

ニシキテイオー（1999年5月9日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のビソウエルシド（当時14歳）と交配したアイアイダリアが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ノースガーデン。戦績は、地方31戦9勝2着3回。2002年のリフレッシュパーク市川特別(アラ系3歳以上A1)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノースガーデンから「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、兵庫県馬主協会によって315万円で落札された。

田中範雄厩舎（西脇）へ入厩。

3歳（2002年）

1月8日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。馬体重は471kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドエルムに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月20日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、アラ系3歳F3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のイサギヨシヒメに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月19日、中3週で迎えた3戦目は、アラ系3歳F1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた4戦目は、アラ系3歳F2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳F1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で赤木高太郎騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳以上C8（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のエガオガダイスキをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

6月13日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳以上C6（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンデヴォーテに7馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

7月9日、中3週で迎えた8戦目は、アラ系3歳以上C4（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマッピーウェーブを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、アラ系3歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキタノサンヒットをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

8月21日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系3歳以上B3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホーエイエルザを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

9月10日、中2週で迎えた11戦目は、アラ系3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた12戦目は、近畿畜産特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキフネジーマーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月23日、中4週で迎えた13戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、日本のへそ特別（姫路ダート1500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた14戦目は、リフレッシュパーク市川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒュウガタイムを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて8勝目を挙げた。

11月27日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、アラ系3歳以上A1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、最後はニシキアンディと並んで3着同着となった。

12月5日、連闘で迎えた16戦目は、カニスキのまち竹野特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニシキアンディに1馬身1/4の差をつけて制した。

12月23日、中2週で迎えた17戦目は、トータリゼータカップ（園田ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小牧太騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2003年）

1月15日、中2週で迎えた18戦目は、アラ系4歳以上（園田ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（8戦5勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に敗れた。

2月6日、中2週で迎えた19戦目は、尾林幸二騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月25日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、片桐正雪騎手を鞍上に迎えて、錦秋特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた21戦目は、虫の音特別（福山ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で片桐正雪騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた22戦目は、柚子特別（福山ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で片桐正雪騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月20日、中2週で迎えた23戦目は、キャンドルライト特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で片桐正雪騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったモナクトトロから2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2004年）

3月27日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、藤本三郎騎手を鞍上に迎えて、あんず特別（福山ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた25戦目は、うぐいす特別（福山ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤本三郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた26戦目は、アイリス特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤本三郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月12日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、吉延忠義騎手を鞍上に迎えて、ほたる特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた28戦目は、神辺の夕日特別（福山ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉延忠義騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた29戦目は、夏座敷特別（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は片桐正雪騎手（4戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた30戦目は、ひなげし特別（福山ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は吉延忠義騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた31戦目は、報知新聞社賞（福山ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉延忠義騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったホーエイスナイパーから半馬身差の2着となった。