ブライアンマリア（1995年生、母ホッポウマリア）

ブライアンマリア（1995年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時10歳）と交配したホッポウマリアが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地36戦3勝2着7回、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の5歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

17歳のとき、信岡牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、恵比寿興業那須野牧場によって273万円で落札された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

8月3日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

3歳（1998年）

3月8日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田泰誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマスコットローリエに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

4月18日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田泰誠騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

6月13日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

7月12日、中1週で迎えた9戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた10戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

8月2日、連闘で迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月20日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4歳（1999年）

1月7日、中2週で迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴェスタA賞（中京(地)ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったスーパーハウツーからクビ差の2着に惜敗した。

1月23日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、伸びてきたオグリシャダイ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

2月13日、中2週で迎えた17戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイファッションに4馬身の差をつけて優勝

3月21日、中4週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したアブクマレディーに半馬身届かず2着に敗北した。

4月25日、中4週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下のタイランドカップ（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の檜山特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（5戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったペンタルビーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月18日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（6戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったコールミースーンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（8戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月19日、約4か月の休養明けで迎えた27戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に敗れた。

5歳（2000年）

1月6日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

1月15日、連闘で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したエイシンリーズンにハナ差届かず2着に惜敗した。

1月30日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったアドマイヤライトに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中2週で迎えた31戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1700m 雪/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のテンダーブリーズに3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月5日、中1週で迎えた32戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた33戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた34戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の北上特別（福島ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したアイランドオオジャを捕まえ切れず、3馬身半差の2着となった。

8月27日、約4か月の休養明けで迎えた35戦目は、4歳以上900万下の層雲峡特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

9月3日、連闘で迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた37戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の大倉山特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。