ヒビケカゼン（2015年生、母ローモンドガール）

ヒビケカゼン（2015年4月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「響け＋果然（予想どおり）」。毛色は鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時22歳）と交配したローモンドガールが19歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はモトスファーム。主な勝ち鞍は2019年の一般C2八九十。

経歴

デビュー前

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

7月23日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝2000m 小雨/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

9月17日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で嘉藤貴行騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた4戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

12月31日、中7週で迎えた5戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のオッズパーク・レギュラー杯（水沢ダート850m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったプレシャスグリーンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3歳（2018年）

1月8日、連闘で迎えた6戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るストリングスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

3月22日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた7戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳B2（水沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B2（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカスミアラモードを凄まじい末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

5月27日、中3週で迎えた11戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のサファイア賞（盛岡芝2400m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい5着に敗れた。

6月10日、中1週で迎えた12戦目は、3歳B1（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったマコトハインケルに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳B2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のムラサキツユクサ賞（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

9月17日、中9週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったミーヤリープリーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた16戦目は、オッズパーク杯（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（7戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた17戦目は、キリン一番搾り賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた18戦目は、パンプキンパイ賞（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（9戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したオテンバキッズに半馬身届かず2着に敗北した。

12月1日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（10戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたソルフェージュ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月15日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（11戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のグラスルーチェに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

4歳（2019年）

2月20日、中9週で迎えた21戦目は、一般C3三四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（12戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3二三（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（13戦2勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

4月19日、中4週で迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、ジルコン賞（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2十（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったザスリーサーティに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

5月29日、中2週で迎えた25戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九十（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のタイムズナウに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月17日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2二三（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

7月15日、中3週で迎えた27戦目は、平野ノラ来場記念（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた28戦目は、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた29戦目は、じゃんけんに勝ってビールを飲もう☆賞（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた30戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2四五（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

5歳（2020年）

1月11日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。