ホーマンアスリート（1994年生、母マツクスゲニー）

ホーマンアスリート（1994年5月6日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時5歳）と交配したマツクスゲニーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は野島牧場。戦績は、中央平地33戦2勝2着10回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1997年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1996年）

7月14日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、勝ったエイシンアーバンにねじ伏せられてハナ差の2着に甘んじた。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

3歳（1997年）

1月25日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 雪/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったマルワイドリームにねじ伏せられてアタマ差の2着に甘んじた。

2月15日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったトシマキバオーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月20日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、逃げるスーパージェネラルに半馬身届かず2着に敗北した。

5月4日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクスノオーキットに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ストレイトアゲンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

6月15日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた9戦目は、4歳未勝利（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

7月13日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、4歳未勝利（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエイシンオマージュをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

8月9日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた12戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったタニノメールに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったトシマキバオーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月4日、中1週で迎えた14戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の伏拝特別（福島ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた15戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のヒットパークをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

11月16日、中2週で迎えた16戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月7日、中2週で迎えた17戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた18戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

4歳（1998年）

7月26日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた20戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月30日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったヒシノロマンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月13日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛進したが、トキオジュリアに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月27日、中1週で迎えた23戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月24日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた28戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップミネルヴア賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5歳（1999年）

4月25日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた30戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

5月23日、中1週で迎えた31戦目は、S.ジュマト騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の’99アジアジョッキーズ（2）（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた32戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（6戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

6歳（2000年）

4月15日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、中岳特設（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。