シリカサンド（2011年生、母スターライトダンス）

シリカサンド（2011年4月24日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「石英でできた白い砂」。毛色は芦毛。種牡馬のフサイチリシャール（当時8歳）と交配したスターライトダンスが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）スピードファーム。主な勝ち鞍は2015年の疾風賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月31日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

11月17日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり17着に終わった。

12月8日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

3歳（2014年）

2月17日、中9週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

7月2日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた6戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、室蘭イルカ・鯨ウオッチング賞（門別ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ伸び切れず3着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

4歳（2015年）

5月6日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた10戦目は、一般C3六七（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、ジュエルボックスに半馬身交わされて2着となった。

6月16日、中5週で迎えた11戦目は、一般C3（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3二三（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のシャインエタニティに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月21日、中2週で迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のアイランドリリーに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

8月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

9月3日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、疾風賞（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサトノバーキンに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月9日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（8戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月7日、中3週で迎えた18戦目は、楽天競馬賞（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月26日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2五六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（10戦3勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

5歳（2016年）

8月9日、約9か月の休み明けで迎えた21戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、1杯飲めば大当たり!?バリキング特別発売（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させてあっさりと抜け出し、最後は2着のグレースエアーに4馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。

9月7日、中3週で迎えた22戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで崩れずに走り抜いたが、ケリーズタイムに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月29日、中2週で迎えた23戦目は、メディアは兎も角愛する女性と大谷統合記念（船橋ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（12戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグレースエアーに2馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月9日、中5週で迎えた24戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（13戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた25戦目は、臼井健太郎騎手を鞍上に迎えて、東松山のやきとり賞（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

7歳（2018年）

3月14日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から37kg増やして迎えた26戦目は、庄司大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

3月19日、連闘で迎えた27戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C3十十一（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩やかなペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ボウパラディに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4月3日、中1週で迎えた28戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、イヌワシ賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のギンマクデビューを半馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

4月12日、連闘で迎えた29戦目は、おめでとう!!新調教師米谷さん、幻ちゃん（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（14戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた30戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C3十一十二十三（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた31戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、ハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

8歳（2019年）

4月2日、約11か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた32戦目は、イヌワシ賞（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、アクアステラに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中1週で迎えた33戦目は、一般C3（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。