インペリアルナイト（2000年生、母メイトリアーク）

インペリアルナイト（2000年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「皇帝騎士」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時6歳）と交配したメイトリアークが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地31戦4勝2着4回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の豊明特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額2,730万円（5.46万×500口）で一口馬主が募集された。

柴田政見厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

11月3日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月8日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、逃げるナイストップクインを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2003年）

1月25日、中4週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るツルマルヨカニセをクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

2月16日、中2週で迎えた6戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でしぶとく走り抜いたが、勝ったゲヴァルトに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月20日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

9月28日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったシアリアスバイオに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

10月5日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の土湯特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスプラッシュヒットに1馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

12月6日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の豊明特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサニーハシレを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

4歳（2004年）

1月12日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（5戦3勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（6戦3勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

6月27日、約5か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のテイエムオペラオーメモリアル（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で秋山真一郎騎手（7戦3勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の九州スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で秋山真一郎騎手（8戦3勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

8月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下のグリーングラスメモリアル（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で秋山真一郎騎手（9戦3勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

9月5日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で秋山真一郎騎手（10戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

9月25日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の甲東特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で秋山真一郎騎手（11戦3勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ハイペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月21日、中4週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のオグリキャップメモリアル（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（7戦0勝）。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北摂特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（2005年）

1月8日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（9戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線に入ると、前で粘るナイスハンドをアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

1月29日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の木津川特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（10戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月23日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のシドニートロフィー（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（11戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5月15日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で和田竜二騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたワディラム決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月29日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の有松特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で和田竜二騎手（13戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって7着に敗れた。

10月30日、約5か月の休養明けで迎えた29戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の保津峡特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

6歳（2006年）

6月25日、約8か月の休み明けで迎えた30戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

7月8日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の栂尾特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で金折知則騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金折知則騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。11着に敗れた。