イチコウハヤカツ（1991年生、母グランマステイーヴンス）

イチコウハヤカツ（1991年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時8歳）と交配したグランマステイーヴンスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカヤノ牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害2戦0勝、地方26戦6勝2着9回。主な勝ち鞍は1995年の日暮里特別(C1一)。

経歴

デビュー前

太田勝雄厩舎（上山）へ入厩。

2歳（1993年）

9月26日、デビュー戦は前野幸一騎手を鞍上に据えて、3歳（上山ダート750m 曇/良）に出走。馬体重は463kg。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったペルターフラッグから3馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（上山ダート1250m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のビッグランランに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（上山ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で前野幸一騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のクモイズミに5馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

11月16日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（上山ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で前野幸一騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（上山ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で前野幸一騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のスーパーファルドに8馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（1994年）

4月12日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、4歳A1（上山ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズランリードから4馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳戦のスプリングカップ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（5戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、4歳A1（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で前野幸一騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレシアンオーから4馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた9戦目は、水戸賢二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の若葉特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

6月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳A1（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水戸賢二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグレシアンオーから1馬身半差の2着となった。

6月21日、中1週で迎えた11戦目は、4歳A1（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は前野幸一騎手（7戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のロングチェッカに3/4馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

7月3日、中1週で迎えた12戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のこまくさ賞（上山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は前野幸一騎手（8戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったクリスタルビジョンから1馬身半差の2着に敗北した。

8月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のミズバショウ特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は水戸賢二騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月4日、中3週で迎えた15戦目は、野元栄二騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（上山ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったロングチェッカから1馬身差の2着に敗北した。

9月20日、中1週で迎えた16戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の上山王冠賞（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1ロ（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったナオノタイクーンから半馬身差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた18戦目は、3歳戦のオパールカップ（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた19戦目は、3歳戦の紅葉賞（上山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた20戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた21戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイコーコトブキから2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1995年）

1月3日、中1週で迎えた22戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた23戦目は、流氷特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた24戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のフジミカフレイに2馬身半の差をつけて制した。

3月6日、中3週で迎えた25戦目は、日暮里特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のウインシービーに1馬身の差をつけて6勝目を収める

3月29日、中2週で迎えた26戦目は、春光特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったベースボーイからアタマ差の2着に甘んじた。

5歳（1996年）

5月3日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

6月9日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた28戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月11日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた30戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた32戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた33戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

11月10日、中3週で迎えた35戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた36戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた37戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。