トシサカエ（1999年生、母ノースグランプリ）

トシサカエ（1999年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のナリタタイシン（当時9歳）と交配したノースグランプリが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タツヤファーム。戦績は、地方31戦6勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年のファーストドリーム賞(一般B3四)。

経歴

デビュー前

寺田新太郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2001年）

10月9日、デビュー戦は神澤和弥騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は459kg。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で神澤和弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

12月12日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で神澤和弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月30日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で神澤和弥騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のマイプレシャスに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2002年）

1月23日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のひなぎく特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で神澤和弥騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

8月17日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた6戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で神澤和弥騎手（5戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

9月23日、中4週で馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた7戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で神澤和弥騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

10月29日、中4週で迎えた8戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で神澤和弥騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したインドミターブルにクビ差届かず2着となった。

11月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で神澤和弥騎手（8戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4歳（2003年）

5月30日、約6か月半の休養明けで迎えた10戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月9日、中0週で迎えた11戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2六（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャイニーロードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月5日、中0週で迎えた13戦目は、一般C2三四（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月28日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2五六（大井ダート1490m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のスミレナタリーに1馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

8月24日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1七八（大井ダート1490m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のコンバットステップをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

9月6日、中1週で迎えた16戦目は、海王星特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（5戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したマルハチジャルダンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

9月30日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定のハンデ戦の一般B3 C1（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた18戦目は、ふたご座特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で山田信大騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月28日、中4週で迎えた19戦目は、ファイナルナイト賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山田信大騎手（8戦3勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

5歳（2004年）

6月13日、約6か月半の休み明けで迎えた20戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山田信大騎手（9戦3勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。最後はメイクアップレディと並んで2着同着となった。

6月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1三（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で山田信大騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた22戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山田信大騎手（11戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山田信大騎手（12戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた24戦目は、晩夏特別（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で山田信大騎手（13戦3勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したドントコイタカトモを差し切れず、2馬身差の2着となった。

9月15日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

10月16日、中3週で迎えた26戦目は、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（14戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコスモツェッペリンを半馬身振り切って5勝目をマークした。

11月14日、中3週で迎えた27戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（15戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた28戦目は、一般B3四（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（16戦4勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

6歳（2005年）

1月6日、中3週で迎えた29戦目は、ファーストドリーム賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田信大騎手（17戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエクシオパワーを半馬身振り切って6勝目をつかんだ。

1月17日、中1週で迎えた30戦目は、ゴールデンステッキ賞（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山田信大騎手（18戦5勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた31戦目は、エレガント賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山田信大騎手（19戦5勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。