シュンエイゼウス（1999年生、母リキアイワンダー）

シュンエイゼウス（1999年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のザグレブ（当時6歳）と交配したリキアイワンダーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方26戦10勝2着6回。主な勝ち鞍は2003年のリアトリス特別(一般B1-1)。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2002年）

1月27日、デビュー戦は野元昭嘉騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。馬体重は504kg。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた3戦目は、3歳戦の諭鶴羽山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

4月20日、中5週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

4月28日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

5月25日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（6戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

6月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（7戦0勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

8月4日、中6週で馬体重を前走からさらに17kg増やして迎えた9戦目は、山本登志彦騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

8月17日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた10戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアルブカに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月2日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、逃げるヒカルパラディーゾを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中1週で迎えた12戦目は、3歳A（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るナムラハゴロモを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

9月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のねむの木賞（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

10月7日、連闘で迎えた14戦目は、リゲル特別（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るアエノネプチューンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

10月21日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で蔵重浩一郎騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るサクセスベラを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

10月28日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で蔵重浩一郎騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロシアンスターにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月3日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で蔵重浩一郎騎手（7戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のミラクルタイガーを3/4馬身振り切って5勝目を挙げた。

11月19日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で蔵重浩一郎騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒロハルバードに2馬身の差をつけて6勝目をマークした。

12月1日、中1週で迎えた19戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で蔵重浩一郎騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロシアンスターにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月16日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で蔵重浩一郎騎手（10戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリワードプランタンに4馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

12月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で蔵重浩一郎騎手（11戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のカッポレをクビ差振り切って勝利をモノにする

4歳（2003年）

4月15日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、山吹特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で蔵重浩一郎騎手（12戦8勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた23戦目は、アルタイル特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で蔵重浩一郎騎手（13戦8勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月4日、連闘で迎えた24戦目は、藤川洋一郎騎手を鞍上に迎えて、アルタイル特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

5月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（14戦8勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（15戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤマノパレードに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月15日、中1週で迎えた27戦目は、徳留康豊騎手を鞍上に迎えて、一般B2-2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトクノアトラスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（16戦8勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアカデミースズカに1馬身の差をつけて優勝

7月13日、中1週で迎えた29戦目は、リアトリス特別（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（17戦9勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のコジーンノホシを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

8月4日、中2週で迎えた30戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、白百合賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた31戦目は、乙女座特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は蔵重浩一郎騎手（18戦10勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた32戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（19戦10勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒカルパラディーゾに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月14日、連闘で迎えた33戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（20戦10勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。