ジョウシュウハッピ（1986年生、母タケノハッピー）

ジョウシュウハッピ（1986年6月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアスワン（当時7歳）と交配したタケノハッピーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地21戦3勝、中央障害1戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

矢野幸夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月15日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモンフェアリーに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

5月13日、中3週で迎えた2戦目は、4歳400万下の八重桜賞（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホットンナスティーに2馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

6月24日、中3週で迎えた4戦目は、4歳900万下のローズマリーステークス（新潟芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦2勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい6着に敗れた。

10月22日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大崎昭一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた7戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた8戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’89ジョッキーズグランプリ（中山芝1800m 雨/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

4歳（1990年）

1月13日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の初茜賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は増沢末夫騎手（4戦2勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

5月27日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

6月3日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上900万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

6月24日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加用正騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい14着に敗れた。

7月14日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加用正騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って12着に敗れた。

7月21日、連闘で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加用正騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加用正騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のリネンシャイニングに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

8月12日、連闘で迎えた16戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず最後はハギノハイタッチと並んで8着同着となった。

8月25日、中1週で迎えた17戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。17頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい17着に終わった。

9月16日、中2週で迎えた18戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったダンツビューティから半馬身差の2位に入線したが、その後失格となった。

9月30日、中1週で迎えた19戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下（京都芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は増井裕騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

10月21日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

11月17日、中3週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は原田聖二騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。