リャスナ（2016年生、母ココシュニック）

リャスナ（2016年5月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ココシュニック(女性の頭飾り)と併せて使用される装飾品」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時14歳）と交配したココシュニックが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額5,600万円（14万×400口）で一口馬主が募集された。

高野友和厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

1月26日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のナリスに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月23日、中7週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

7月6日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったブランノワールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月6日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの寺泊特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

4歳（2020年）

3月14日、約4か月半の休養明けで迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

11月15日、約8か月の休み明けで迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったナイントゥファイブにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

12月12日、中3週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

5歳（2021年）

2月7日、中7週で迎えた9戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

4月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

7月11日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のリノをクビ差振り切って久しぶりに白星を挙げた。

7月31日、中2週で迎えた13戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの美利河特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

10月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスーパーウーパーに半馬身届かず2着となった。

11月27日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

6歳（2022年）

1月8日、中5週で迎えた16戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの鳥羽特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

3月5日、中7週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2022年3月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。