タイセイブランシュ（2016年生、母タイセイハニー）

タイセイブランシュ（2016年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+白(仏)」。毛色は芦毛。種牡馬のルーラーシップ（当時9歳）と交配したタイセイハニーが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は前川勝春。主な勝ち鞍は2020年の潮騒特別(2勝クラス)。

経歴

デビュー前

新開幸一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

2月24日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

4月7日、中5週で迎えた2戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月20日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

8月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったバカラクイーンから5馬身差の2着となった。

8月31日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月6日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた6戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、ターフチャレンジ（盛岡芝1000m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のウインドショコラを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた7戦目は、五葉山賞（盛岡ダート1000m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサフィロスを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

2019年10月21日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

4歳（2020年）

1月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

1月26日、連闘で迎えた9戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた10戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず13着に終わった。

4月11日、中8週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月20日、中9週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月5日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエイカイマドンナをクビ差振り切って3勝目を収める

7月19日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のタガノカルラをアタマ差振り切って4勝目を挙げた。

9月12日、中7週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り小雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

5歳（2021年）

5月1日、約6か月半の休み明けで迎えた17戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

6月20日、中6週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのしらかばステークス（札幌芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦2勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスのテレビユー福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

7月18日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの安達太良ステークス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。