カーステンボッシュ（2009年生、母ニシノササメユキ）

カーステンボッシュ（2009年2月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「南アフリカの国立公園名」。毛色は栗毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時14歳）と交配したニシノササメユキが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者は（有）メジロ牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方20戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の一般B2八。

経歴

デビュー前

木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月24日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

10月30日、中4週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

11月27日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に敗れた。

3歳（2012年）

3月25日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。17頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

6月30日、約3か月の休養明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

8月19日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で田中博康騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月1日、中5週で迎えた7戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のティアップシャリーに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月15日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンストンジェイクに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月27日、中1週で迎えた9戦目は、メルシャン・フランスワイン賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るディナーラッシュを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月11日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1一（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして、最後は2着のライオネスに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月1日、中2週で迎えた11戦目は、一般B2八（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のカチドキに4馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

12月16日、中1週で迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、花と泉の公園ベゴニア館レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したスミヨシルビーを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

12月31日、中1週で迎えた13戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2013年）

5月4日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、盛岡のお米「純米めん」賞（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（5戦5勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

6月1日、中3週で迎えた15戦目は、一般B2一（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（6戦5勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

6月17日、中1週で迎えた16戦目は、恋するいわいずみレース（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（7戦5勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

6月29日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、矢越かぶレース（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（8戦5勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた18戦目は、ジョッキーズチームマッチ第2戦輝（盛岡芝1700m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、江刺夏まつりレース（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（9戦5勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた20戦目は、沿岸も内陸も手をつないで復興（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（10戦5勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月24日、中0週で迎えた21戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（11戦5勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（12戦5勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したアドマイヤマスターにクビ差届かず2着となった。

9月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原辰徳騎手（13戦5勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般B2四（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原辰徳騎手（14戦5勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた25戦目は、奥州水沢グルメまつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原辰徳騎手（15戦5勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原辰徳騎手（16戦5勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。