ポッドガイ（2013年生、母ライヴマジック）

ポッドガイ（2013年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋男」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のパイロ（当時8歳）と交配したライヴマジックが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）石川牧場。2015年の鎌倉記念(S3)に勝利した他、2015年の川崎若駒オープンを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

八木正喜厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2015年）

6月12日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。馬体重は487kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るパラボラッチョを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月2日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のサンライズ賞（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジェイエレガンスに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳戦の新星特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るブルーワイルドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて負け無しの3連勝を決めた。

10月1日、中9週で迎えた4戦目は、2歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のワカチナに2馬身の差をつけて負け知らずの4連勝を決めた。

10月21日、中2週で迎えた5戦目は、2歳S3の鎌倉記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で矢野貴之騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアンサンブルライフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて土付かずの5連勝を決めた。

11月19日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンの川崎若駒オープン（川崎ダート1600m 晴/不良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で矢野貴之騎手（5戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイエスソードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて無傷の6連勝を決めた。

3歳（2016年）

3月16日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で矢野貴之騎手（6戦6勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2017年）

1月7日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ポルックスステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

2月25日、中6週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた9戦目は、総武ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

4月9日、中5週で迎えた10戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、京葉ステークス（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

6月11日、中8週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の小金井特別（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

7月27日、中6週で迎えた12戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた13戦目は、オッズパーク・ダイヤモンド杯（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月5日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた15戦目は、廣瀬航騎手を鞍上に迎えて、滋賀畜産特別（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5歳（2018年）

1月4日、中1週で迎えた16戦目は、初春特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で廣瀬航騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

1月18日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、スイートスプリング賞（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池田敦騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池田敦騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

4月15日、中7週で迎えた20戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4月24日、連闘で迎えた21戦目は、一般C3 19（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、アタゴタイゼンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中3週で迎えた23戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた24戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3 15（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったアスターレジェンドに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

6月30日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、一般C3 13（高知ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月16日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR高知第1戦（高知ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた27戦目は、水樹奈々高知公演特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は石本純也騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた28戦目は、晃弘一恵結婚記念特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石本純也騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石本純也騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、シゲルオキサワラに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中6週で迎えた30戦目は、一般C3 14（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石本純也騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。