ハクシンナデシコ（2012年生、母ディーズプレスト）

ハクシンナデシコ（2012年3月7日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンデピュティ（当時10歳）と交配したディーズプレストが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、地方36戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2016年の一般C2十十一十二。

経歴

デビュー前

石本孝博厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

7月22日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ファーストユウゼンに交わされて1馬身差の2着となった。

8月19日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた6戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月8日、連闘で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったミスエンピリカルに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアッパートライ一組（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた9戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、トランプタワーに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月9日、中1週で迎えた10戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた11戦目は、2歳（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のイチノティアラに3馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3歳（2015年）

1月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳A（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた13戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく3着に敗れた。

3月19日、中5週で迎えた14戦目は、3歳A B（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

5月12日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で吉村智洋騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

5月29日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた16戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉村智洋騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

6月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳A B（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉村智洋騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた18戦目は、小山裕也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山裕也騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

8月27日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上B2（園田ダート1230m 晴/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は吉村智洋騎手（9戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた21戦目は、南あわじ市淡路人形特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（10戦1勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（11戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケイウンコトブキを3/4馬身捉え切れず2着となった。

10月29日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（12戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったサラダガールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月11日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（13戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

12月29日、中6週で迎えた25戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のミエノサンキューをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4歳（2016年）

1月15日、中1週で迎えた26戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた27戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

3月17日、中4週で迎えた28戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四十五（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したナイスマドンナにアタマ差届かず2着に惜敗した。

4月7日、中2週で迎えた29戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のブラックビアドをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

5月16日、中3週で迎えた31戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた32戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、風待月特別（大井ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた33戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

7月13日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2七八（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた35戦目は、一般C2六七（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた36戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。