ハーベストシーズン（2003年生、母Preparation）

ハーベストシーズン（2003年2月24日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「収穫期」。毛色は鹿毛。種牡馬のTale of the Cat（当時9歳）と交配したPreparationが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地17戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の夙川特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

伊藤雄二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

11月19日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は520kg。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3歳（2006年）

1月5日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハートランカスターを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月22日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったテイエムヒスイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

3月11日、中6週で迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4月8日、中3週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたゴービハインド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアレクシオスに1馬身3/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の七重浜特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のチャレンジシチーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の神無月ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に敗れた。

10月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず13着に敗れた。

4歳（2007年）

2月4日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の羅生門ステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

9月8日、約7か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈のガッツで渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のセイウンプレジャーをクビ差振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

10月8日、中3週で迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の室町ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったヴァンクルタテヤマに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2008年）

4月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい15着に敗れた。

6月28日、中8週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安芸ステークス（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に敗れた。

10月4日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の内房ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

11月9日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（7戦2勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。