ハートアトラス（1993年生、母キクノサンシャイン）

ハートアトラス（1993年5月5日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時14歳）と交配したキクノサンシャインが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は城地牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方23戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は1996年の一般B3-2。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

2月24日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では稟性の負けん気を発揮してゴールまでタレずに走り切り、3着に入り込んだ。

3月24日、中1週で迎えた3戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

4月13日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6月25日、中9週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、山本登志彦騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のキタイセアンバーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月14日、中2週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた6戦目は、C4-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本登志彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったナカトップアトムから3/4馬身差の2着となった。

7月28日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、C4-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本登志彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月6日、連闘で迎えた8戦目は、C4-1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本登志彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本登志彦騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のアルカロイドに半馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

9月10日、中2週で迎えた10戦目は、ねむの木賞（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本登志彦騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた11戦目は、C3-1（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山本登志彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のライブリシルバーに1馬身の差をつけて3勝目を収める

10月8日、中2週で迎えた12戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山本登志彦騎手（7戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカナデアンブレンドから2馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた13戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山本登志彦騎手（8戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のゴルデンエクシードに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月3日、中5週で迎えた14戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山本登志彦騎手（9戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のウオーターギアに2馬身半の差をつけて優勝

4歳（1997年）

6月10日、約6か月半の休み明けで迎えた15戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、B3-4（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月5日、中7週で迎えた16戦目は、長嶋和彦騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のアラナスタマオーをクビ差制して勝利をモノにする

8月18日、中1週で迎えた17戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた18戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた19戦目は、一般B3-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のモーガンテイオーをクビ差制して7勝目を手中に収めた。

10月12日、中3週で迎えた20戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長嶋和彦騎手（4戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた21戦目は、山本益男騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエアーキーマンから半馬身差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は長嶋和彦騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったトウエイノホシからクビ差の2着に甘んじた。

11月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長嶋和彦騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイネスルーラーから半馬身差の2着に敗北した。

12月2日、連闘で迎えた24戦目は、一般B2-4（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で長嶋和彦騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月28日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、一般B3-2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で長嶋和彦騎手（8戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（1998年）

1月7日、中0週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた26戦目は、一般B3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長嶋和彦騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴルデンエクシードから1馬身半差の2着となった。

4月12日、約3か月の休み明けで迎えた27戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長嶋和彦騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。