ミラクルカフェ（2001年生、母ノーザンプリンセス）

ミラクルカフェ（2001年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「奇跡＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時9歳）と交配したノーザンプリンセスが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地11戦1勝、地方30戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、西川清によって2,520万円で落札された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

3月27日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は476kg。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月30日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、5着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のサンシャインピースに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

4歳（2005年）

3月5日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた5戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

10月30日、約8か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に敗れた。

11月20日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい14着に終わった。

5歳（2006年）

1月8日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小島太一騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に敗れた。

4月29日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

6歳（2007年）

3月17日、約10か月半の休養明けで迎えた10戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5月9日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、門別プロパンガス事業協同組合特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた13戦目は、中村裕司騎手を鞍上に迎えて、ケンタウルス特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。4着を確保した。

6月19日、中1週で迎えた14戦目は、アルタイル特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に沈んだ。

7月3日、中1週で迎えた15戦目は、うらかわ馬フェスタ特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、ペガスス特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた17戦目は、ダージー賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は中村裕司騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月19日、中6週で迎えた18戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、アルクトゥールス特別（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた19戦目は、JAめむろメークイン特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた20戦目は、石狩川特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、新ひだか町特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

7歳（2008年）

4月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた22戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、リーディングジョッキー（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、レディトゥフライに半馬身交わされて2着となった。

5月14日、中1週で迎えた23戦目は、きたあかり特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ダノンギムレットに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月28日、中1週で迎えた24戦目は、ローエングリン賞（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のパレスソルジャーに1馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6月26日、中3週で迎えた25戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、スウェプトオーヴァーボード賞（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったスカーレットリバーからハナ差の2着に惜敗した。

9月4日、中9週で迎えた26戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ヤングジェネレーションカップ（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた27戦目は、JAみついし花だより特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は川島雅人騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた28戦目は、うらかわ優駿ビレッジアエル特別（旭川ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（4戦1勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月15日、中1週で迎えた29戦目は、水と緑と大地特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は馬渕繁治騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた30戦目は、日高獣医師会特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた31戦目は、JAみついし特別（門別ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

8歳（2009年）

4月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた32戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、雪印ストリングチーズ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、トラックタカオーに交わされて1馬身差の2着となった。

5月13日、中1週で迎えた33戦目は、豊平公園特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ユメノタビビトに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた34戦目は、アルゴル特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヤヨイコマチに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

6月11日、中1週で迎えた35戦目は、妹背牛温泉ペペル特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアグランオペラを3/4馬身振り切って優勝

6月25日、中1週で迎えた36戦目は、アルデバラン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアイラシンガーを半馬身振り切って断然人気に応えた。

7月14日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦のホクレンえん麦特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（5戦3勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

7月28日、中1週で迎えた38戦目は、THEサッポロビヤガーデン特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で小国博行騎手（6戦3勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

9月8日、中5週で迎えた39戦目は、レチクル特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は川島雅人騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた40戦目は、AIR-G’特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小国博行騎手（7戦3勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた41戦目は、紅葉特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川島雅人騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。