ヒーリングマインド（2016年生、母エンシェントアート）

ヒーリングマインド（2016年3月6日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「癒しの心」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時17歳）と交配したエンシェントアートが9歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2019年の札幌日刊スポーツ杯(2勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月9日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は482kg。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り小雪/良）に出走。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、6着に終わった。

3歳（2019年）

1月19日、中2週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したマコトジュズマルに半馬身届かず2着となった。

2月16日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカズマークセンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のプランドラーをアタマ差振り切って2勝目を収める

5月4日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

8月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサトノシャークをハナ差振り切って3勝目をマークした。

5歳（2021年）

5月15日、約21か月の休養明けで迎えた10戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

6月12日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

10月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた12戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの西宮ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた13戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（阪神芝3000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

11月20日、中2週で迎えた14戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい16着に終わった。

6歳（2022年）

1月1日、中5週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3 19（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったミルメルシーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月17日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに13kg増やして迎えた16戦目は、一般C3 14（高知ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた17戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた18戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では電光石火の末脚を披露したが、3着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた19戦目は、園田指導M就任特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村卓弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

デビュー前

胡本友晴厩舎（高知）へ入厩。

10月10日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3 18（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は木村直輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた21戦目は、ぐえー特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた22戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、4着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3 15（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は木村直輝騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

12月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3 13（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（6戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るファイブジーを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って久方ぶりに白星を挙げた。

12月31日、中1週で迎えた26戦目は、C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木村直輝騎手（7戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

7歳（2023年）

1月18日、中2週で迎えた27戦目は、よさこいポンカン特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で木村直輝騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた28戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で木村直輝騎手（9戦1勝）。10頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた29戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で木村直輝騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3-5（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で木村直輝騎手（11戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。