アテーナーズブレス（2008年生、母Matsue）

Athena's Bless

2008.02.13

アテーナーズブレス（2008年2月13日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話の女神の恵み」。毛色は鹿毛。種牡馬のMalibu Moon（当時11歳）と交配したMatsueが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

増本豊厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月27日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

5月7日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメイショウクロガネを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月14日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

9月25日、中5週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で北村友一騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったウォータールルドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中2週で迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のギガワットに2馬身半の差をつけて優勝

4歳（2012年）

5月6日、約6か月の休養明けで迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は一杯になって15着に敗れた。

9月9日、約4か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、勝ったダッシャーワンにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月13日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のスズカジョンブルに1馬身1/4の差をつけて優勝

11月11日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月16日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2013年）

5月26日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の1stダービーメモリーズ ワカタカカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7月21日、中7週で迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

10月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の円山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（3戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

11月23日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6歳（2014年）

1月6日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月25日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の秋川特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

6月29日、中4週で迎えた20戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

9月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の鳥屋野特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

10月19日、中3週で迎えた22戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

11月16日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

12月28日、中5週で迎えた24戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

7歳（2015年）

2月21日、中7週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。