オギレジェンド（1990年生、母パームリュウ）

オギレジェンド（1990年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコインドシルバー（当時16歳）と交配したパームリュウが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は田中牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着4回、地方25戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

黒坂洋基厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1993年）

3月7日、デビュー戦は浜野谷憲尚騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月21日、中1週で迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったベッスルナイトに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月23日、中8週で迎えた3戦目は、武藤善則騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したアラマサパークにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月27日、中4週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したレインボーアトムに半馬身届かず2着に敗北した。

7月11日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月21日、中5週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったチョウカイオバコに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

9月6日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武藤善則騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のローランリバースに3馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で武藤善則騎手（5戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4歳（1994年）

1月16日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で武藤善則騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

2月20日、中4週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

3月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は武藤善則騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（9戦1勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではいいところがなく15着に終わった。

8月22日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、川崎勝良騎手を鞍上に迎えて、一般A3（上山ダート1700m 晴/重）に出走。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた16戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川崎勝良騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川崎勝良騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1ロ（上山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で川崎勝良騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川崎勝良騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川崎勝良騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月16日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川崎勝良騎手（6戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた22戦目は、一般A3（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川崎勝良騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったワカサトウコーから5馬身差の2着となった。

5歳（1995年）

4月25日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた23戦目は、三浦誠騎手を鞍上に迎えて、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のギンザシキに3馬身の差をつけて久々の一戦を制した。

5月4日、連闘で迎えた24戦目は、皐月特別（上山ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦誠騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったゴールセイフから1馬身差の2着となった。

5月16日、中1週で迎えた25戦目は、皐月特別（上山ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後はサクラマルゼンオーと並んで3着同着となった。

5月28日、中1週で迎えた26戦目は、一般A3（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三浦誠騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月24日、中5週で迎えた28戦目は、文月特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で三浦誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた29戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で三浦誠騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のサクラマルゼンオーに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

9月4日、中1週で迎えた30戦目は、一般A3（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で三浦誠騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた31戦目は、おしどり賞（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で三浦誠騎手（8戦2勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で三浦誠騎手（9戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったミサキテイオーから1馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1ロ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で三浦誠騎手（10戦2勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったミサキテイオーから2馬身半差の2着となった。

11月27日、中3週で迎えた34戦目は、一般B（上山ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で三浦誠騎手（11戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったハヤアップからクビ差の2着に甘んじた。

12月10日、中1週で迎えた35戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で三浦誠騎手（12戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったミサキテイオーからハナ差の2着に甘んじた。

6歳（1996年）

4月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は川崎勝良騎手（8戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月29日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた37戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は三浦誠騎手（13戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた38戦目は、一般B1イ（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で三浦誠騎手（14戦2勝）。5頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のウメノオーカンに半馬身の差をつけて優勝

5月28日、中1週で迎えた39戦目は、エメラルドカップ（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦誠騎手（15戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。