マルタカサンクス（2004年生、母ケイアイオーキッド）

マルタカサンクス（2004年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ありがとう」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のゼンノエルシド（当時7歳）と交配したケイアイオーキッドが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は鹿戸正幸。戦績は、中央平地1戦0勝、地方26戦9勝2着6回。主な勝ち鞍は2008年の赤岡修次騎手BD特別(一般E)。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

8月26日、デビュー戦は石橋守騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい18着に終わった。

11月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、開設15周年記念特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた3戦目は、一般E7（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のイエロープリマをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月16日、中2週で迎えた4戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般E5（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプレシュウズに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

12月31日、中1週で迎えた5戦目は、年末年始は馬次第特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフラワーギフトに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

4歳（2008年）

1月19日、中2週で迎えた6戦目は、福寿草特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオーナードリームに5馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月10日、中2週で迎えた7戦目は、梅花特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イエロープリマに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

2月23日、中1週で迎えた8戦目は、きんせんか特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、イエロープリマにハナ差交わされて2着に甘んじた。

3月9日、中1週で迎えた9戦目は、赤岡修次騎手BD特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（5戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のディファイに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月8日、中8週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

6月11日、中4週で迎えた11戦目は、由良川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

8月23日、中9週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、一般D5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のデルマキャサリンに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

9月5日、中1週で迎えた13戦目は、一般D4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（7戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のケイアイシュンライをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

9月19日、中1週で迎えた14戦目は、横倉山三嶽古道特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中西達也騎手（8戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モエレショウワにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

10月3日、中1週で迎えた15戦目は、新高なし特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中西達也騎手（9戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプラシーボを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月13日、中0週で迎えた16戦目は、祝修一久巳結婚特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中西達也騎手（10戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた17戦目は、おいしいごはん特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で中西達也騎手（11戦6勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

11月1日、連闘で迎えた18戦目は、竹&久美子ご成婚特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦1勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた19戦目は、ひまわりフェスタ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（3戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた20戦目は、初雪特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で永森大智騎手（4戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

5歳（2009年）

1月3日、中4週で迎えた21戦目は、笹木美典騎手を鞍上に迎えて、一般D2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ジャンボルビーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

1月17日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（12戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のボーマタンに1馬身半の差をつけて制した。

2月8日、中2週で迎えた23戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、土佐寒蘭特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（13戦7勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた25戦目は、高知けいば応援特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中西達也騎手（14戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキーランナーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月11日、中2週で迎えた26戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオリエンタルバレーを捕まえ切れず、6馬身差の2着となった。

5月3日、中2週で迎えた27戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、ミツバツツジ特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。