ディファイ（2004年生、母エリモフローレンス）

ディファイ（2004年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「いどむ」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時9歳）と交配したエリモフローレンスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方25戦11勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の竜串・見残し華特別(一般D)。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

2月25日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

3月18日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に敗れた。

6月16日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

7月28日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩部純二騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず13着に終わった。

9月15日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

10月28日、中5週で迎えた6戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、一般E9（高知ダート1300m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマルタカローレルに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月10日、中1週で迎えた7戦目は、一般E6（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフラワーギフトに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月24日、中1週で迎えた8戦目は、一般E5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のイナガワリュウオーに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月15日、中2週で迎えた9戦目は、一般E3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で別府真衣騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフラワーギフトに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月31日、中1週で迎えた10戦目は、年末年始は馬次第特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で別府真衣騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

4歳（2008年）

1月27日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上B1（福山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で別府真衣騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月23日、中3週で迎えた12戦目は、きんせんか特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で別府真衣騎手（6戦4勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた13戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、赤岡修次騎手BD特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマルタカサンクスを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

3月29日、中2週で迎えた14戦目は、ハッピー誕生日特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホーエイスナイパーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月16日、中6週で迎えた15戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般E2（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセフティプレジールに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月14日、中3週で迎えた16戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般D10（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプラシーボに5馬身の差をつけて6勝目を手にした。

6月27日、中1週で迎えた17戦目は、明神繁正騎手を鞍上に迎えて、一般D4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコクレンダイマオーに5馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

7月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般D3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリワードアピオンに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月24日、中1週で迎えた19戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、あさがお特別（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた20戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、パートナー特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マルチフォースワンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月5日、中3週で迎えた21戦目は、竜串・見残し華特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は明神繁正騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るソリダリティを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月19日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、一般C5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で明神繁正騎手（3戦3勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒカルヴィオーラに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月5日、中1週で迎えた23戦目は、秋冷特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフラワーギフトを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中2週で迎えた24戦目は、兵庫6人の侍特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒカルヴィオーラを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

11月16日、中2週で迎えた25戦目は、防寒特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオーナードリームを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

12月14日、中3週で迎えた26戦目は、一般B3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（4戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

5歳（2009年）

1月12日、中3週で迎えた27戦目は、一般B3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

2月21日、中5週で迎えた28戦目は、ガンバレ!誠一郎特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（7戦4勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた29戦目は、地方見聞録特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は上田将司騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

6月26日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は明神繁正騎手（4戦4勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。